今回は不動産売却時に不動産会社を賢く選ぶポイントを解説します。大事に住んだ自宅の売却をお任せするのですから信頼できる不動産会社に依頼したいですよね。
不動産の売却は専門的な知識が必要になるため売主個人の力だけで売却を行うのは難しいと言われています。
売却方法については「【保存版】おうち売却の方法4選」という動画で売却方法の比較をしていますのでぜひ参考にしてください。
一般的には不動産のプロである不動産会社へ売却を依頼することになりますが不動産会社の中でも売却活動が得意不得意があるのは事実です。今回は不動産売却時に不動産会社を選ぶポイントを解説していきます。
目次
行政処分情報や宅建番号を確認
信頼できる不動産会社が判断するためには以下を確認することをおすすめします。
- ネガティブ情報と検索システムで行政処分を受けていないか確認
- 宅建番号の確認
ネガティブ情報と検索システム
こちらは国土交通省が運営しているウェブサイトで国土交通省所管の事業者等の過去の行政処分履歴を検索することができます。インターネットで「ネガティブ情報と検索システム」と検索してください。
参照元サイト)https://www.mlit.go.jp/nega-inf/
STEP1:事業分野に不動産の売買管理を選択
STEP2:業者を選択で宅地建物取引業者を選択
社名や期間を入力することで行政処分の内容や処分の種類を確認することが可能です。
行政処分を受けているからといって悪質な業者とは言い切れませんが他者と比較するときの判断材料になるのでよく確認しましょう。
ポイント:
行政処分を受けているからといって悪質な業者とは言い切れませんが他者と比較するときの判断材料になるのでよく確認しましょう。
宅建番号を確認
宅建番号からその不動産会社が開業からどれほどの年数がたっているか確認することができます。宅建番号は不動産会社のホームページや担当営業者の名刺からわかります。
例えば宅建番号が「東京都知事1第〇〇〇〇」と記載しているとします。
重要なのはこのカッコ内の数字です。この数字は宅建免許の更新回数を表します。宅建免許は5年ごとに更新するため開業6年目であれば(2)、開業11年目であれば(3)と表記されます。
ポイント:
東京都で営業していた不動産会社が別の県で開業する場合、県知事の免許ではなく国土交通大臣免許となり通し番号は(1)に戻ります。ホームページ等で会社の沿革と照らし合わせて確認しましょう。
記事を査定の対応をチェック
机上査定を担当した営業担当者がそのまま売却の担当になることが大半です。ですからこの方にお任せして本当にいいのか見極めることが重要です。
具体的には営業担当者の対応に「迅速さ」、「丁寧さ」、「正確さ」があるかどうかに焦点を絞りましょう。査定依頼時に一括査定サイトを利用した場合、1日から2日以内に結果が来なければ対応が遅いと言えます。
また査定額の根拠をきちんと説明してくれる営業担当者の査定額は正確性が高いです。
過去の周辺の取引事例を参考に不動産のプラス面、マイナス面を考慮して導き出された査定額は信用性が高いと言えます。過去の取引事例だけではなく競合物件の売り出し価格が査定額の根拠として挙げられているかもポイントです。
競合物件よりも高すぎる売りがし価格を設定してしまうと集客が減ってしまい売却期間が長期化する傾向にあります。逆に安すぎると短期的に販売完了の傾向が高いですが金額的に損をすることになります。
ポイント:
1社では判断ができないと思いますので複数者に査定依頼を行い結果の比較をしましょう
直近の販売実績をチェック
直近の販売実績がある場合は以下の可能性があるため要チェックです。
- 同エリアのお客様からすでに問い合わせが来ている可能性がある
- 不動産売却のノウハウを持っている
同エリアのお客様からすでに問い合わせが来ている可能性がある
直近で売却活動を行っていたということはすでに同じエリアで不動産をお探しのお客様から問い合わせを受けている可能性があります。そのお客様が現在もお家探しをしていたとしたらすぐに内覧いただけることもあるでしょう
不動産売却のノウハウを持っている
過去に売却実績があればエリアの資産価値、周辺の設備の利便性、最寄り駅の交通利便性などに詳しい知識を持っている可能性があります。
ポイント:
その不動産会社がどんな集客ツールを持っているのか確認することも重要です。
担当営業者の訪問査定時の対応チェック
ポイントはマンションの場合
- 共用部分をどれだけきちんと見ているか
- 競合物件や制約事例を含めた資料をどれだけ持ち込んでいるか
マンションの場合共用部分をどれだけきちんと見ているか
共用部分にメリットがあればアピールポイントとして活用できますし、デメリットがあればそれを補う回答を準備する必要があるため不動産会社にとってはきちんと注意すべき点です
競合物件や製薬事例を含めた資料をどれだけ持ち込んでいるか
周辺の取引事例は正確な査定額を導き出すために必要です。この部分に不動産会社の本気度が出てきます。
ポイント:
机上査定でも言えることですが査定額の根拠を数値化して提示してくれる不動産会社は信用性が高いです。
以上不動産売却時に不動産会社を選ぶポイントでした。
最後に不動産会社の中には両手仲介にこだわる会社もあります。両手仲介というのは家を売る人から物件の売却を依頼された不動産会社が自社で購入者を探してきて売買契約を結ぶことです。両手仲介にこだわるということは自社で購入者が確定するまで他へ売りに出さないということですから物件が売れるまで時間がかかってしまうというケースがあります。
契約する不動産会社があなたの不動産に真摯に向き合ってくれるかどうか見極めるために媒介契約を結ぶ前に両手仲介にこだわらずに売却活動をしていただけますかと営業担当者に聞いてみましょう。
不動産会社が両手仲介に拘っていないか見抜く方法
売却依頼後、両手仲介にこだわっていないか確認する2つの方法をご紹介します。
問い合わせ状況を聞くこと
他の不動産会社から問い合わせが来ていない場合は情報が十分に公開されておらず購入希望者が見つかりにくい状況になっている可能性があります。
レインズに登録されている自身の不動産が売り止め交渉中などになっていないか確認
1000人売買契約もしくは専属専任媒介契約の場合売主様はご自身の物件のレインズ番号を教えてもらうことができます。
まとめ
不動産売却時には信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。行政処分情報や宅建番号の確認、複数の査定依頼と営業担当者の対応をチェックし、直近の販売実績も確認しましょう。
また、担当営業者の訪問査定時にも注意が必要です。両手仲介にこだわる不動産会社は時間がかかる可能性があるので、選ぶ際には注意が必要です。信頼性のある不動産会社を選ぶことで、売却成功への道が開けます。
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